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90歳以上の選択的耳鼻咽喉科手術リスク

2024年5月20日  The Laryngoscope

選択的耳鼻咽喉科手術を受ける患者を対象に、超高齢であることが術後合併症や死亡の独立した危険因子かどうかを検討。手術転帰に関する米国前向きデータベースNational Surgical Quality Improvement Programで、選択的耳鼻咽喉科手術を受けた65歳以上の全患者を特定した。評価項目は、軽微な合併症、生命を脅かす重大な合併症、30日死亡とした。 その結果、4万723例が組入れ基準を満たし、このうち629例(1.5%)が90歳以上だった。6万3389件の手術のうち、頻度が高かったのは頭頸部(67.6%)と顔面形成・再建(15.0%)の手術だった。生命を脅かす重大な合併症、軽微な合併症、死亡の全発生率はそれぞれ2.0%、3.5%、0.4%だった。90歳以上であることは30日死亡のリスク上昇との有意な関連が見られたが、重大または軽微な術後合併症との関連は見られなかった。...